何だか聞き慣れた感もありますが、iPSストック事業への予算が今後減額されるとのニュースが。山中先生が必死になって集めた寄付金を、逆にあてにされる形となったようです。iPSのストック事業にはいろいろと批判もあるようですが、ノーベル賞まで受賞した研究への政府支援が打ち切られるのは何とも悲しい気分になります。
国の予算配分の効率性どうこう以前に、研究の現場から離れた不透明な議論で話が決まっていってしまう、「ノーベル賞受賞者でもこの扱いか」といった印象を若者に植え付けてしまう点で既に相当な損失につながるのでは、と感じたりします。