すだまの足跡

技術と社会を考えたい理系大学院生が残したいつかの足跡。

Apple Musicのラインナップ問題

私は基本的にApple Musicユーザーなのですが、最近どうも聴きたいアルバムが入っていなくて落胆することが多いです。例えば、自分のお気に入りのメタルバンド in Flamesで検索すると、中期の名作である「Sounds of a Playground Fading」だけが何故か無い。なぜだ!このアルバムの発表時だけ所属レーベルがCentury Media Recordだからか!

 

他にも最近気づいたのが、イングランドが誇るクサメタルバンド Dragon Forceのアルバムが極端に少ない。直近の3作しか入っていないじゃないか。クサメタルの歴史に永遠に刻まれるだろうThrough the Fire and Flamesすら聴けないとは、どうなってるんだまったく!あの引くほどにクソ長いギターソロを聴かないことには一日中モヤモヤして夜しか眠れないってのに!

 

なんて思う一方で、変なところで驚異的なラインナップを誇っていたりします。一番驚いたのは、昔ニュージーランドへ旅行に行った際に気まぐれで買った、現地のインディーバンドのアルバムが、きっちりと入っていたことです。YoutubeでのMV再生回数が5000回に満たない超絶マイナーバンドなんですが。ロングテールにもほどがあるよ!Dragon Forceは1億回再生だぞおい!

 

何が言いたいんだお前はと言われそうですが、ぼんやりと考えている事は、アルバムを買う習慣が廃れ、Apple Musicのようなサービスが音楽を聴く主要な手段と化していくと、サービス提供会社の一存によってアクセシブルな音楽空間が不自然に歪められてしまうのではないか、という事です。一言でいうと、Apple Musicよ、ちゃんと有名どころは抑えといてよ!ってことです(ごめんなさい、でもとっても便利です、これからも何卒宜しくお願い致します)。